縫い目

どのように縫い目を作っていくのでしょう

ミシンで縫う

ミシンの縫い目には本縫い(ほんぬい)という縫い方と環縫(かんぬい)という2通りの縫い方があり、家庭用ミシンで主に使われているのは本縫いです。 ここでは本縫いについて解説します。 ミシンの針は尖っている方、縫う生地に刺さる方の先に穴があいており、そこに糸を通します。 この針につける糸を上糸(うわいと)と呼びます。 ミシン針で布を突き刺して戻すと布の下側に上糸がたるんで輪ができます。 この輪をループと呼びます。 ミシンの針は片側に溝があって、溝のない方に大きなループができるようになっています。 ミシン針が下がった時に針に通しておいた上糸を布の下に置いていき、針の溝がある側にループを作って針が上がるのです。 このループの中に布の下側から別の糸を通すことで縫い目を作り、この別の糸を下糸と呼びます。 上糸と下糸が絡んだら、結び目が布のちょうど真中にくるように上糸を引き上げます。 糸調子があってないと結び目が綺麗に出来なかったり布に皺が寄ってしまいますので、糸調子を調整して綺麗な結び目になるようにしましょう。 結び目を作りながら布を先へ動かしてこの動作を繰り返し、ミシンの縫い目ができていきます。